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神の名による献金の徴収をやめればよい

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神の名による献金の徴収をやめればよい
2013/2/5(火) 午後 10:45
https://blogs.yahoo.co.jp/yhwhicxc/11111298.html

 つらつらとキリスト教におけるカルト問題を見て行きますと、お金のトラブル、献金トラブルが大きいといえるでしょう。キリスト教の三大異端と呼ばれ、また、破壊的カルト宗教団体でもある「ものみの塔聖書冊子協会(エホバの証人)」とその分派、「末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)」とその分派、世界基督教統一心霊協会(原理運動、統一教会など)と関連団体や関連企業などの有名所だけではなく、一般には普通のキリスト教と思われていた教会でも、基本的教義は大きく逸脱してはいないものの、活動や組織運営などは、まったく破壊的カルト宗教と内実が同じで多くの問題を引き起こしている団体などには、このお金の問題というものはよくついて周り、情報の氾濫する今日において、残念なことに一般にも見聞きする機会が増えてきました。

建物 1

 聖書などを見て行きますと、現代の教会と原始キリスト教の教会共同体は、組織体としてのあり方、奉仕職のあり方など、まったく別物であります。また、現代の教会で行われている献金を支持する箇所は、ほとんどないといえます。福音宣教者の権利を述べた第一コリント9章も、当時の時代背景や教会の状況から現代の一定の地域や場所に定着した教会の奉仕職を支えるものや活動費ではなく、使徒と同じような働きをする開拓伝道者や巡回伝道者、巡回監督者のような人たちが念頭に置かれています。

建物 2

 当初はエルサレムにある誰かの家に集まっていたのでしょう。それはマタイ26:18に指摘されている人物の家、すなわちイエスが弟子たちを過ぎ越しの食事を取るために準備のために、その人物のところに使わしたあの家なのかもしれません。イエスは『「都のあの人(δεινα〔名前はわかっているがあげないときに使う語〕)のところに行って」…』と言った様に、イエスがよく知っているある人物の家を、過ぎ越しの後、イエスの十字架以後も使っていたのであるかもしれません(共同訳や新共同訳はフランシスコ会訳と同じ訳文になっていて、カトリック側の委員の訳文なのかもしれない。口語訳の訳文も悪くはないが、少し判り辛いかもしれない。新改訳はよくない。)。建物はこの当時の民家によく見られた一階が家畜などもいる形になっていて、広間が二階にある家でありました(この人の家についてはマルコ14:15で、イエスとその弟子は二階の広間で過ぎ越しの食事を取ったとされています。)、それとも別な人物の家であったのかは判りませんが、使徒の欠員の補充を決めた時も同じような二階の広間のある前から泊まっていた家(使徒1:13a)でありました。そこは15節で120人もの人たちがいることのできる家だったことが判り、おそらくペンテコステもここで向かえたのかもしれません。

建物 3

 当時は、このような家の教会でありましたし、地方などにあった群れなどは、村のような共同体もあったかもしれません。また、ユダヤ人の迫害によって散らされるまでは、財産も共有し、信徒たちもその中から食事の分配を受けていましたから、現在とは違います。また、迫害によって主の兄弟ヤコブと使徒たちのほかは散らされ、各地に教会は作られることとなりました。そんな中で、今日のような職業化された奉仕職ではなかったことでしょう。各教会の長老は村長(むらおさ)の形に近かったかもしれません。福音の宣教者は、それら共同体離れていかなければなりませんから、誰も信者のいない場所に行かなければならない場合もあり、旅費や宿泊費などの必要なものは教会共同体からの援助によらなければ厳しかったことでしょう。パウロがコリントで活動した時は、同じ職業のアキラとプリスキラの夫婦の家に長期間滞在することができ、仕事も共にできた(使徒18:2-3,コリント第二12:13-)ので、教会の負担とならなかったのですが、すべての場合ではありません。

パウロ、アキラとプリスキラの夫婦の家に長期間滞在(使徒18:2-3、二コリ12:13)

 あと、パウロがパレスチナを襲った飢饉のために、困窮するエルサレム教会の共同体を助けるための救援金や救援の品を、他の教会共同体から集める記述やそれを訴える記述が多くありますが、それを献金と混同させて、今日の教会制度の献金に当てはめようとするために、聖書根拠がまったくないものをあるかのようにしています。もちろん根拠がないために律法の十分の一の奉げ物や献納物規定まで持ち出しています。

 十二使徒の教訓(ディダケー)11:6,11:12,12:4-5,13:1-では、使徒や巡回預言者が受ける援助について、旅に必要な分以上に受けようとしたりする者をキリストで商売をする者、偽預言者であると警告しています。また、十二使徒の教訓4:8、バルナバの手紙3章、エウセビオスの「教会史」第Ⅳ巻23:10などでは、新約聖書に見られるパウロの集めた義捐金と同じように、貧しい兄弟姉妹たちの難儀などへの援助についての記述はありますが、今日のような教会の活動や人件費のための献金の記述は見当たりませんでした。

 今日の教会は、いっそのこと献金について聖書根拠がないのに聖書を用いて神の名による集金をやめ、はっきりと教会のいろいろな働きの為の活動費、また活動の拠点となる不動産の維持費、事務通信費、職業化した奉仕職の人件費、その他の費用の為のお金として明朗会計で示して行けば良いと思います。
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