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人が祈っている祈りの途中で、アーメンと同意的に言うことについて

Yahoo!ブログに2011/4/23(土) 午後 9:21にアップした記事

 以前、他所の教派の教会から転会されてこられた姉妹の方がおられました。この姉妹の方がよく、式文を使った礼拝での会衆の応答個所や、全体での応答個所以外のところで、同意的にアーメンと言ったり、集会室で行なわれる学び会で、学びを始める前に一人一人口に出して祈るような場面で、祈りの最後ではなく、祈りの途中でアーメンと同意的に言ってこられました。この方はきよめ系の教会から来られた方で、そこの教会でのやり方をそのまま行なっていました。ルーテル教会ではそのような風習はないので、祈りが阻害されるような印象を受けてしまいます。また、式文礼拝の場にて個人的方法を行なうことには違和感を憶えました。

 ルーテル教会の式文などを使った礼拝は、元をたどればローマ・カトリック教会のラテン語による「ローマ典礼」を、自国語に直し、御言葉を中心とし、カトリックの化体説に基づく生贄の反復的聖変化の個所を廃止したり、讃美歌を導入したり、会衆も参加する形のものに、礼拝改革をしたものです。

 礼拝は個人的祈りと違い、公のものであり、共同のものであります。すなわち『ひとりよがりにならず、神の恵みが外から他者の言葉を通して私たちに与えられ、私たちもまた人への証と愛によって神に使えるからです。』(『教会員ハンドブック』日本福音ルーテル教会)と言われているように、公が意識されるべきでしょう。そして神は無秩序の神ではありません。礼拝も秩序が保たれなければなりません。

 東方典礼において『神に叩拝せん』ということが出てきます。プロテスタントではあまりにもフレンドリーに考えすぎて、全能者を畏れかしこみ、そのみ前に伏拝するという感情が希薄な感じがします。それは人間社会の父親像が、かつてのような畏敬の念の対象ではなく、よりフレンドリーで対等的意識が助長された社会性と、男女同権意識による敬いの欠如によるものでしょう。

 すなわち聖書にある女の頭は男であり、男の頭はキリストであり、キリストの頭は神です。という意識。すなわち教会はキリストの花嫁であるのなら、その頭はキリストであり、夫に対して敬いなさいとのエフェソの手紙のみ言葉が、当然適応されます。なぜなら夫であるキリストは、自分の体のごとくに愛してくださっているのですから。

 また、父に対して、アバ父よと幼子のごとく接することはあっても、決して対等でもなく、フレンドリーに接するようなものではありません。父に対しては敬いの心と態度をもって接するべきです。

 ルターは小教理問答書で幼子にも分かるようにこう書いています。『われわれは、何ものにもまして、神を畏れ、愛し、信頼すべきです。』。

 集会などの交わりの場や、家庭での祈りの場において、同意のアーメンは問題はないと思いますが、公の礼拝の場、特に式文などによって定められている場合は、行うべきではないと考えます。

 おそらく、この風習はメソジスト以降の教派でのものから始まったのではないかと思います。典礼様式のローマ・カトリック教会、東方正教会、聖公会、ルーテル派教会また、カルヴァン派のような厳格な教会では、無かったものと思われます。
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